
ZenGroup Community
現在、ウクライナ出身の6名の社員が、大阪からZenGroupのグローバルチームを支えています!

知っていましたか?
ウクライナと日本は、どちらも「川」が身近な国です
ドニエプル川は、ウクライナを代表する重要な河川の一つで、首都キーウを流れています。日本でも、京都の鴨川や大阪の道頓堀川など、川は地域の暮らしや文化と深く結びついています。
ウクライナにも桜があります!
日本は世界的に桜で有名ですが、実はウクライナでも桜を見ることができます。日本で暮らすウクライナ人にとって、日本の桜は、異国の地で故郷を思い出させてくれる、どこか親しみのある風景かもしれません。
キーウと大阪には、意外な共通点があります
どちらも人口の多い大都市ですが、「都会でありながら、圧迫感がない」と感じる人も多い街です。
Both are major cities with large populations, but many residents describe them as places where you can still find relaxed neighborhoods, local cafés, parks, and communities.
どちらの国にも、シンプルな食材から生まれた「国民的な家庭料理」があります
ウクライナにはボルシチ、日本には味噌汁があります。どちらも日常的に食べられている料理ですが、家庭や地域によって具材や味付けが異なり、それぞれの家庭ならではの味があります。
ZenGroupのウクライナ出身社員5名が語る、関西で新しい生活を築くまで
海外へ移住することは、ワクワクする一方で、不安や戸惑いを感じることもあります。 アパートを探したり、電車の乗り方を覚えたり、友人を作ったり、お気に入りのカフェを見つけたり。新しい環境で経験する一つひとつの出来事が、少しずつ新しい生活の一部になっていきます。
大阪を拠点とする越境EC企業、ZenGroupでは、30か国以上の国籍を持つメンバーが働いています。その中には、ウクライナ出身の社員も複数在籍しており、それぞれが異なる経緯で日本へやってきました。学生として初めて日本を訪れた人、キャリアを築くために日本へ移住した人、そしてウクライナへの全面侵攻をきっかけに、関西を新たな生活の拠点とした人もいます。
今回は、ZenGroupで働く5名のウクライナ出身社員に、日本で暮らし、働く中で実際に感じたことを聞きました。一人ひとりのストーリーは異なりますが、共通していたのは、「新しい居場所は一晩でできるものではなく、自分自身で少しずつ築いていくもの」ということでした。

第一印象:
「まるで別世界のようだった」
多くの社員にとって、関西での新生活は、楽しみであると同時に驚きの連続でもありました。大阪は、それまで経験してきた街よりも大きく、活気があり、近代的でした。一方で、時間が経つにつれて、自然と「ここを自分の暮らす場所」と感じられるようになっていったそうです。
ある社員は、初めて大阪を訪れたときの印象を次のように語っています。
「関西のどこへ行くにもアクセスしやすく、便利で近代的な街だと感じました。」
また、ウクライナとの日常生活の違いに、すぐに気づいた社員もいました。
「公共交通機関がとても発達しています。キーウでは主に車やバスを利用していて、電車や地下鉄を利用する機会はそれほど多くありませんでした。」
関西ならではの、都会としての便利さと暮らしやすさのバランスを評価する声もありました。
「関西は、日本で新しい生活を始めるのに最適な場所だと思います。訪れる場所がたくさんあり、人も親切です。東京ほど生活のスピードが速くなく、それでいて毎日を十分に楽しめる便利さがあります。」
一方で、意外な共通点を感じた人もいます。
「大阪は、ある意味でキーウを彷彿とさせます。迷子になれるくらい十分に広いけれど、街のペースに圧倒されるほど大きくは感じません。」
そして、最も印象に残ったのは小さなことだったりもします。
「エスカレーターがゆっくり……でも、それ以外はまるで別世界でした。」

日本で出会ったウクライナの仲間たち
海外に移住したからといって、自分の文化やルーツを手放す必要はありません。
日本各地にウクライナ人のコミュニティがあることを知り、驚き、そして嬉しく感じた社員も多くいました。
ある社員は、次のように話しています。
「実は、日本にはかなり大きなウクライナ人コミュニティがあります。ここ大阪にもあります。いくつかの交流会に参加することで、多くのウクライナ人と知り合い、そのうち何人かとは何年も交流が続いています。」
ZenGroupでの仕事を通じて、友人とのつながりを見つけた人もいます。
「ウクライナ人の友人は、実は全員ZenGroupを通じて知り合いました。」
思いがけないきっかけから友情が生まれたケースもあります。
「関西空港からInstagramのストーリーを投稿したところ、同じ大学に通っていた女の子がそれを見て、彼女も日本へ移住することを知りました。ウクライナにいた頃はほとんど話したことがなかったのですが、今ではとても仲の良い友人です。」
新しい環境での生活を始めることに不安を感じている人へのアドバイスは、とてもシンプルです。
「『日本在住のウクライナ人』のコミュニティに参加して自己紹介すれば、きっと誰かが返信してくれます。」

関西の魅力を見つける
興味深いことに、好きな場所について聞いたとき、社員たちが挙げたのは、意外にも有名な観光地ばかりではありませんでした。
むしろ、日々の生活の中で自然とお気に入りになった場所について話してくれました。
ある社員のお気に入りは、靱公園と中之島公園のバラ園。
別の社員は、神戸のハーバーランドや三宮がお気に入りだそうです。
ほかにも、近所のカフェや地元のバー、京都を散策することなど、さまざまな場所や過ごし方が挙げられました。
ある社員は、京都について次のように話しています。
「京都にはとても長い歴史があり、川のある街です。そして何より、キーウの姉妹都市でもあります。」
また、故郷を思い出した瞬間について、こんなエピソードもありました。
「ある暖かい日の夕暮れに、鴨川のそばで誰かが街を眺めながらギターを弾いていました。その時、キーウのドニエプル川のほとりにいる様な感覚になりました。」
観光名所を巡るだけではなく、日本の日常を体験してほしいという声もありました。
「陶芸体験やお香作り、日本料理の教室などに参加してみてください。観光地を急いで巡るのではなく、京都をゆっくり歩いてみるのもおすすめです。」

ウクライナとのつながりを大切にする
日本で新しい生活を築いた後も、故郷とのつながりは大切なものです。
家族とのつながりを大切にする人もいれば、
食事や音楽、文化イベントを通じてウクライナを身近に感じる人もいます。
ある社員は、次のように話しています。
「キーウ・バレエやウクライナの展示会が日本で開催されるときは、いつもできるだけ足を運ぶようにしています。」

伝統的な料理を作ることで故郷とのつながりを感じる人もいます。
「ウクライナ料理は自分で作れるようになりました。故郷が恋しくなったときは、料理をすると気持ちが落ち着きます。」
一方で、本格的なウクライナ料理の食材を日本で見つけるのは、まだ簡単ではありません。
ある社員は、こんな冗談を交えながら話してくれました。
「オフィスの近くにボルシチを出すレストランがあります……なぜか中華料理店なんですけどね。」
また、東欧の食材を探すならカルディやジュピターをチェックすることをお勧めする人もいました。地域のコミュニティを通じて、ウクライナの野菜を手に入れた人もいるそうです。

日本食を好きになるまで
日本の食文化への適応については、人によってさまざまでした。
納豆を好きになるまで時間がかかったという人もいれば、
ライ麦パンが恋しいという人もいます。
ある社員は、笑いながらこう話しました。
「飲むタイプの『スープ』や、葉物野菜だけで作られたサラダには、今でもなかなか慣れません。」
それでも、時間が経つにつれて、自分のお気に入りの料理を見つけていきました。
- ラーメン
- たこ焼き
- お好み焼き
- 焼き鳥
- 牛丼
- そば
そして、思いがけない料理が故郷の記憶を呼び起こすこともあります。
「日本の甘い白あんパンを食べたとき、ウクライナで祖母が作ってくれたお菓子を思い出しました。」
別の社員は、身近な味の中に故郷との共通点を見つけました。
「鯛を使った料理を食べると、故郷で食べていた淡水魚を思い出します。」
日本でキャリアを築く
5名の社員にとって、関西への移住は、新しい文化を体験することだけが目的ではありませんでした。
日本でキャリアを築き、成長する機会にもつながっています。
ある社員は、次のように表現しています。
「成功するキャリアを築くためには、スキルを身につけることと同じくらい、どこで働くかという環境も重要だと思います。」
また、自分自身のこれまでの歩みを振り返り、誇らしげに語る社員もいました。
「かつて、友人たちと関西で会社を立ち上げました……その会社をZenMarketと名付けました。」
ほかにも、クリエイティブ分野でキャリアをスタートさせた人、ビジネスを立ち上げた人、世界各国のメンバーと支え合いながら働く国際的な環境でキャリアを築いている人など、それぞれが異なる道を歩んでいます。
多くの社員にとって、ZenGroupは単なる職場ではありません。日本へ移住した後に、新しい人間関係やコミュニティを築くための、大切な場所の一つにもなっています。
最後に、これから関西へ移住する人へ
インタビューの最後に、これから関西への移住を考えているウクライナ人に向けて、どんなメッセージを送りたいかを聞きました。
返ってきた答えは、どれも前向きで安心感のあるものでした。
「別の国へ移住するには、時間もエネルギーも忍耐も必要です。でも、その経験には、それだけの価値があると思います。」
「関西はとても暮らしやすく、便利な場所です。大都市の魅力、美しい自然、豊かな文化を、すべて身近に楽しむことができます。」
「個人的には、ウクライナ人であっても、そうでなくても、関西への移住を後悔した人には出会ったことがありません。東京へ移住したことを後悔している人には、何人か会いました。」
そして、日本を第二の故郷として暮らしている社員からは、こんなメッセージがありました。
「人生の進路は、いつでも変えることができます。もしこの一歩を踏み出すことを考えているなら、ぜひ挑戦してみてほしいです。きっと価値のある経験になると思います。」
ZenGroupでは、世界各国から集まった才能あふれるメンバーと一緒に働けることを誇りに思っています。異なる文化や価値観、経験を持つメンバーが集まり、それぞれの視点を活かしながら、毎日一緒に仕事をしています。
今回ご紹介したストーリーを通じて、関西での暮らしがどのようなものなのか、少しでも感じていただけたら嬉しく思います。関西は、働く場所としてだけではありません。新しい友人と出会い、新しい可能性を見つけ、そして「第二の故郷」を築いていくことができる場所でもあります。








